サーモパイル

サーモパイル

型式:各種(お問い合わせください)
波長範囲:0.2~60μm

備考
NIST標準

詳細説明

照射光源や熱源等からの放射エネルギーの絶対測定はサーモパイルによります。
本製品は巻線型サーモパイルをセンサーとし、本来ロケット、人工衛星等に搭載されるために開発され、ロケット発射の際の機械的衝撃に十分耐える構造となっております。
また、全波長に対しほぼ均一の感度を有しています。各種光源の紫外から遠赤外に及ぶ、分光・全放射エネルギー測定や光学フィルター等の絶対透過率の測定など使用目的に応じて次の4タイプがあります。
各々のタイプで校正強度・容器の種類がお選び頂けます。気流やセンサー面の汚れ等の影響を最小にするために窓板をサーモパイル容器に差し込み保護します。
窓板の種類も用途に応じてお選び頂けます。

タイプ 入射孔サイズ
(mm)
感度
(µV/µW・cm-2
インピーダンス(Ω) 応答速度
(sec.)
E6 ∅9.52 0.10 200 1.0
G3 ∅6.35 0.10 800 0.8
H6 14.28×3.175 0.05 300 1.0
E6 ∅3.175 0.02 300 0.5

校正

  • 低放射強度(Low intensity)
    40 - 80μW・cm-2、3箇所:NIST基準に従いNISTカーボンフィラメント2次標準光源で校正
  • 高放射強度(High intensity)
    10 - 100mW・cm-2、3箇所:タングステン光源で校正(太陽光を使ったWRRに準拠)
  • 高々放射強度(Very high intensity)
    100 - 250mW・cm-2、3箇所:タングステン光源で校正(太陽光を使ったWRRに準拠)

サーモパイル容器の種類

  • エアタイプ:100mW・cm-2以下の連続放射に対応します。(30秒以下であれば300mW・cm-2まで)
  • 冷却ジャケットタイプ:2W・cm-2以下の連続放射に対応します。(校正温度である25℃に冷却水を保持した場合、使用チューブ径は1/4"I.D.)

窓板の種類

  • 透明石英
  • CaF2
  • Silicon
  • Schottガラス(GG395、RG695、RG780他)

温度依存性

出力の温度依存性は、+10~+50℃で真空中±0.5%、空気中±1.5%、10℃以下では1℃あたり+0.1%です。

※上記以外のサーモパイルもご相談に応じます。測定放射強度、光源からの距離、測定波長等をお知らせ下さい。